ギルガメシュ叙事詩
作者不明
シュメール / アッカド帝国 · アッカド語
-1800–-1601
あらすじ
人類最古級の叙事詩であり、メソポタミア文明の精神世界を映す。ウルクの王ギルガメシュは暴君として人々を苦しめたが、神々は彼に対抗する存在として野人エンキドゥを創り出す。二人は戦いを経て友情を結び、怪物フンババ討伐や天の牡牛退治などの冒険を重ねる。しかしエンキドゥは神々の裁きで病に倒れ、死を迎える。友の死に直面したギルガメシュは、己の死を恐れて不死を求める旅に出る。洪水伝説を生き延びたウトナピシュティムを訪ねるが、不死の秘法を得ることはできず、結局は人間の限界を悟る。詩は、人間存在の有限性と友情の尊さを描き、古代から現代に至るまで「生きる意味」を問い続ける普遍的な物語として響き続けている。
豆知識
1.
現存する世界最古級の叙事詩で、粘土板に刻まれた。
2.
大洪水伝説はノアの箱舟との共通点がある。
3.
主題は死と永遠の名声という普遍的な問い。