カラマーゾフの兄弟
ドストエフスキー
ロシア · ロシア語
1880
あらすじ
『カラマーゾフの兄弟』はドストエフスキー晩年の集大成であり、信仰と無神論、愛と憎悪、罪と救済を包括的に描く。カラマーゾフ家の父親フョードルが殺害され、長男ドミートリイが疑われる。次男イワンは理知的無神論者として神の正義に挑み、三男アリョーシャは修道僧の徒弟として信仰に生きる。異母弟スメルジャコフが事件の真犯人として浮かび上がり、家族関係は崩壊する。物語は単なる推理劇を超え、宗教的・哲学的議論が展開される。『大審問官』の挿話に象徴されるように、作品は人間の自由と信仰の根源的問題を問う。『カラマーゾフの兄弟』は世界文学の到達点とされる大作である。
豆知識
1.
1880年刊。信仰・理性・情念を体現する三兄弟と父の物語。
2.
「大審問官」の章は世界思想史的にも重要。
3.
ドストエフスキーの集大成であり、死の直前に完成した。