世界傑作文学100選

20世紀・南北アメリカ

老人と海

作者
アーネスト・ヘミングウェイ
国・地域
アメリカ合衆国
言語
英語
成立
1952年

あらすじ

ヘミングウェイの『老人と海』は、人間の尊厳と自然との闘いを描いた寓話的短編小説である。老漁師サンチャゴは長く魚を釣れずにいたが、ある日巨大なカジキと遭遇し、数日にわたる死闘を繰り広げる。彼は孤独と疲労に苦しみながらも誇りをかけて魚と対峙し、ついに仕留める。しかし帰路でサメに食い荒らされ、残るのは骨だけとなる。敗北の中に宿る気高さは、人間の存在意義を象徴する。簡潔で力強い文体は、自然と人間の関係を普遍的に描き出した。『老人と海』はヘミングウェイ文学の精髄であり、ノーベル賞受賞を決定づけた作品である。

豆知識

  • 1952年に雑誌『ライフ』に一挙掲載され、2日間で500万部以上売れたとされる。
  • この作品でピュリッツァー賞を受賞し、2年後にはノーベル文学賞も受賞した。
  • 老人サンチャゴのモデルは、キューバの漁村コヒマルの漁師グレゴリオ・フエンテスだとする説がある。

日本語で読むなら

  • 『老人と海』高見浩訳新潮文庫
  • 『老人と海』小川高義訳光文社古典新訳文庫

この作品が好きなら

  • 白鯨(ハーマン・メルヴィル)

    海の巨大な獲物との孤独な闘い

  • オデュッセイア(ホメロス)

    海と老いた男の帰還

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