近世・ヨーロッパ
ガルガンチュアとパンタグリュエル
- 作者
- フランソワ・ラブレー
- 国・地域
- フランス
- 言語
- フランス語
- 成立
- 1532–1564年
あらすじ
フランソワ・ラブレーの『ガルガンチュアとパンタグリュエル』は、巨人親子の冒険を描いたルネサンス期の風刺的物語である。奇想天外なエピソードの連続は、権威主義や迷信を笑い飛ばし、人間の自由と理性を賛美する。食欲や飲酒、性に関する奔放な描写は下世話であると同時に、生命力の讃歌である。作品は百科事典的広がりを持ち、当時の学問、政治、宗教を風刺的に取り込んでいる。ラブレーの豊かな言語感覚と遊戯精神は、読者を愉快さと知的驚異に誘う。『ガルガンチュアとパンタグリュエル』は、ルネサンス的人文主義の自由な精神を体現した永遠の古典である。
豆知識
- 巨人ガルガンチュアは母親の耳から生まれ、生まれてすぐに「飲みたい!」と叫ぶ。
- 過激な笑いと教会への風刺のため、パリ大学神学部から繰り返し禁書処分を受けた。
- 作者ラブレーは修道士であり、医師でもあった。
日本語で読むなら
- 『ガルガンチュアとパンタグリュエル』宮下志朗訳ちくま文庫・全5冊
- 『ガルガンチュアとパンタグリュエル』渡辺一夫訳岩波文庫・全5冊