中世・アジア・中東・アフリカ
源氏物語
- 作者
- 紫式部
- 国・地域
- 日本
- 言語
- 日本語
- 成立
- 1000–1012年
あらすじ
紫式部の『源氏物語』は、平安時代に成立した世界最古の長編小説であり、光源氏の恋愛と栄華を中心に展開する。源氏はその美貌と才知で多くの女性と関わり、栄華を極めるが、やがて愛と権力の儚さを知る。物語は彼の死後も続き、次世代の物語へと移行し、人間の生と無常が深く描かれる。登場人物の心理は繊細に描写され、自然や季節の描写と響き合う。『源氏物語』は恋愛譚であると同時に、権力と無常観を織り込んだ哲学的作品でもある。千年を超えて読み継がれるその魅力は、言葉と感性の豊かさにある。日本文学の最高峰であり、世界文学史にも比類なき存在である。
豆知識
- 『紫式部日記』には、1008年の宴の席で藤原公任が「このあたりに若紫はおいでかな」と紫式部に呼びかけた記録があり、この頃には物語が読まれていたことがわかる。
- この記録にちなんで、11月1日は「古典の日」と定められている。
- 1925年から33年にかけてアーサー・ウェイリーが英訳し、世界に広く知られるようになった。
日本語で読むなら
- 『源氏物語(現代語訳)』角田光代訳河出文庫・全8冊
- 『源氏物語(現代語訳)』瀬戸内寂聴訳講談社文庫・全10冊